ギグワークとは?特徴、メリット、デメリット、注意点のまとめ

目次

1.ギグワークとは?

1-1.ギグワークの特徴

ギグワークの主な特徴は、

  • 1勤務毎の単発の仕事
  • 場所や時間にとわられない
  • 仕事とプライベートのバランスを自分でコントロールできる。

ギグワークは毎日決まった時間に決まった場所に出社したりするのとは異なり、自分自身で働く時間や働く場所を決めることができます。また、会社員のように固定の組織に属することもないため、人間関係でのストレスがないということも特徴の一つです。

1-2.世界で見るギグワーク

ギグワークの先進国はアメリカや中国と言われており、アメリカでは労働者の40%がギグワーカーとして生計を立てていると言われています。その働き方は世界中で注目されています。2019年5月に発表したマスターカード社の独自調査では、ギグエコノミーは年率17.4%で成長し、2023年末までの世界市場規模は4,552億ドルに達すると推計されています。

1-3.日本のギグワークの現状

日本では、近年でフリーランスやギグワークという働き方が浸透しつつあります。そこで政府はギグワーカーを含むフリーランスの増加を政策課題と捉え、2020年7月の成長戦略実行計画においてガイドラインの策定を決定しました。その後、2021年3月に「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」に対するパブリックコメントの結果および同ガイドラインの取りまとめを発表しています。

日本でギグワーカーが増えた背景には2つの要因が考えられます。

一つ目は人材不足です。2022年1月に帝国データバンクが実施した「2022年度の賃金動向に関する企業の意識調査」では、76.6%がアルバイトやパートなどの人手が不足していると回答しています。短時間でも労働力を確保するために、ギグワーカーの需要が増加しているという背景になります。

二つ目は副業の手段しての活用です。コロナ禍において、収入が減少したり将来への不安から副業としてギグワーカーが増加した背景になります。これは、在宅ワークが推進されたことで通勤時間や残業時間が抑制された新しい働き方が浸透したという環境面の影響も大きいと考えられます。

2.ギグワークのメリット

2-1.好きな時間に好きな仕事を選んで働くことができる!

ギグワーク最大のメリットは、スキマ時間で働くことができ、場所にもとらわれないということがあげられます。大学の授業の合間や、夕方の予定までの間、お子さんを保育園に迎えに行くまでの3時間だけなど、ライフスタイルに合わせて仕事のスケジュールを組むことができます。

2-2.副収入を得ることができる!

休みの日や本業終了後にギグワークをして副収入を得るという方が増えています。在宅ワーク推進により通勤時間がなくなったので、その時間をうまく活用している方が多いようです。

3.ギグワークの課題

3-1.ご自身で確定申告などを行う必要がある

年末調整など、基本的にはお勤めの会社で行ってくれていることが多いですが、ギグワーカーとして得た収入やかかった経費に関する会計処理や税務処理をご自身で行う必要があります。課税対象の申告漏れがないよう、会計ツールなどを活用して定期的にチェックしていく必要があります。

3-2.利用するサービスによっては昇給などが見込みにくい

ギグワークを支援する求人サイトや求人アプリは多数ありますが、公募されている求人に応募するものがほとんどになっています。同じお店に何度も出勤している方にとっては、いくら出勤して頑張ろうと賃金がアップすることが見込みにくくなっているということには注意が必要です。1回以上働いたことのあるお店から、直接あなただけの待遇でのオファーが届く仕組みになっているギグワーカー向けのアプリもあるので、きちんとご自身の頑張りが還元されるサービスを選択しましょう。

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